さいえんす ラボ

子育て、仕事、ブログ、健康に関することを実体験を元に書いて行きます。

大企業という病気 その2

アクセスいただきありがとうございます。

先回に引き続き、今回は大企業という病気についてお話します。
life-of-dreams.hatenablog.jp

中間職層ミドルマネジメントの崩壊

中間職層とは

中間職層〜平社員は会社の約6割〜8割程度を占め、ここの働きが企業生産性に大きな影響を与えます。
その誘導に最も寄与するのが中間職層です。


中間職とは、一般的に係長級〜課長級の事を言います。
企業にとって中間職層というのは非常に大事な存在です。
企業がその職層に求めることは多く、


1、最大限の働き頭
2、次世代の働き頭の育成
3、企業方針実現のための経営参画

など、上から下まで幅広い活躍を求められています。

崩壊するマネジメント

ピーター・ドラッガーの本が大ヒットした頃からマネジメントという言葉が広く知れ渡るようになりました。

マネジメントとは単なる労務管理ではなく、新しい価値を生み出し続けるという企業姿勢そのものを指すことが
多くなりました。


中間職層は、自分の今までの経験をフルに発揮して新しい価値を生み出すというクリエイティブさが求められます。
今までの既成観念にとらわれることなく、創造と革新を絶えず繰り返すことが企業を存続していくことだと唱える評論家が
増えています。

御多分に洩れず、僕の勤める企業も上位経営陣はこの思想を持ち会社の舵取りを実施しています。


しかし、中間職層はそのことを頭で理解しつつも、一切の仕事ぶりに反映することができていません。

今の中間職層は新しい価値を生み出すことよりも、自分の今の地位や既得損益の確保に躍起です。
そこに、マネジメントは崩壊しています。

育てられない上司

今の中間職層は積極的に上司に育てられたことがありませんでした。
でも、厳しい上司に従い、ブラック企業上等のような時代で仕事をしてきた人たちは自分なりの成長を遂げ、
今日までの企業活動の発展を支えてきました。


そう、今の中間職層は非常に優秀な人材の宝庫なのです。


でも、自分が上司に教えられて今の地位を得たわけではないです。
知らないことは当然、人に教えられるものではありません。


正しい組織のあり方、上司としての正しい振る舞い、部下の指導の仕方、組織目標の立て方・達成の仕方。


今の中間職層にとってこれらは今まで「上司が考えてくれたこと」であり、自分が考えたことがありません。
例外はあります。
でもほとんどの中間職層がわからないのです。

時代背景が悪く、コンプライアンス法令遵守)が叫ばれるようになり、時間的労務管理が厳しくなりました。
働き方改革という言葉でワークライフバランスを取ろう!などと叫ばれることが多く、部下の価値観にまで口を
出すことが難しくなり、個人の働き方にまで口を出すことができなくなりました。

自分の時代とは違う。
そもそも部下をどう指導して良いのかわからない。
組織をどう導けば良いのかわからない。

こういったジレンマから、中間職層は丘に揚げられた亀のごとく首を縮めて殻に閉じこもり、
何もしない人間、
となってしまっています。

守られている既得権益


今まで会社を支えてきた功労者として、会社の報いは大きいです。
そして、その地位はよほどの失敗をしない限り(新聞に載るような犯罪を犯さない限り)、脅かされることはありません。

そう、何をしても、「何もしなくても」、もらっている給料が下がることはなく、職を追われるようなこともありません。
ここが他の企業とは大きく違うところだと思います。


そしてこのことが、2:6:2の法則で言うところの、お荷物人材を増やしていく根源となっています。


だって、今の中間職層にとって、何かを言って上に目をつけられて叩かれるようなリスクを追って、何の得があるでしょうか?

年功序列の色濃い企業は、その先の出世には時間がかかり、さらに大企業であるがゆえに出世競争も熾烈です。
しかも、出世すればなお、仕事が重く多く回ってくるため、好んで出世したいと思わない中間職層が大勢います。


そんな人が、リスクを負ってマネジメントするでしょうか?

育てられない会社

人材育成が苦手な会社です。
それは、中間職層を育てる場合も一緒です。


昔も今も、人材育成方法は変わっていません。


「上司が無理難題を押し付ける」


以外の方法を知りません。


それでも昔は良かったのかもしれません。
マインドが強く、野心旺盛な働き方を求める人材が多かった時代であれば。

でも、現在このマインドを持つ中間職層はほとんどいません。
既述のように既得権益を守るばかりです。


そんな人たちにとって、「無理難題」は単なる「困りごと」に他なりません。
嫌イヤ業務をこなし、とってつけたようなやっつけ仕事が横行し始めます。


また、上司のご機嫌伺いに奔走する者が増え、純粋な技術論を語る中間職層が激減しています。


上司から言われた仕事を、自分なりに噛み砕くことをせず、部下にそのまま押し付けるようなプレースタイルが
横行し、うまくいけば自分の手柄にし、うまくいかなければ頑張りましたからと笑ってお茶を濁します。
(ドラマ半沢直樹のように部下に責任を押し付けるようなことはありません)




今回は中間職層マネジメントの崩壊について記事にしました。
次回は最後、『判断力の欠如』について。

読んできただきありがとうございました。